NY株大幅値上がり FRB議長発言に安心感広がる

4日のニューヨーク株式市場は、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長が、景気に配慮した金融政策を進める姿勢を強調したことを受けて、投資家の間に安心感が広がり、ダウ平均株価は、前日に比べて746ドルと、大幅に値上がりした。

FRBのパウエル議長は4日、ジョージア州のイベントで、景気の拡大が続いているという認識を示したうえで、今後の金融政策について、「忍耐強く対応する」と述べて、ことし予定している利上げをいったん休止することも含め、景気に配慮した政策運営を行う姿勢を強調した。

同じ場所には、イエレン氏、それにバーナンキ氏と、歴代のFRBトップも顔をそろえ、景気の現状を評価する発言をした。

投資家の間に安心感が広がって、ニューヨーク株式市場はほぼ全面高となり、ダウ平均株価の値上がり幅は、一時830ドルを超えた。

4日の終値は、前日に比べて746ドル94セント高い、2万3433ドル16セントとなり、前日の値下がり分を取り戻した形だ。

背景には、パウエル議長の発言で、金融当局が不安定な株価など、足元の景気の動きにも配慮すると受け止められたことや、この日発表されたアメリカの雇用統計が市場の予想を上回ったこと、それに、連日の値下がりで、買い注文を出しやすい銘柄が増えたことなどがある。市場関係者は「値上がりも値下がりも、振れ幅が大きく、不安定だ。方向感が定まらない動きは続きそうだ」と話している。

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