“北方領土は大戦の結果 ロシアに主権” 改めて強調 ロ外相

ロシアのラブロフ外相は日本との平和条約交渉について、北方領土は第2次世界大戦の結果、ロシアに主権があることを日本が認めないかぎりは、交渉は進められないという原則的な立場を改めて強調した。

ロシアのラブロフ外相は、4日に中央アジアのキルギスの首都ビシケクにある大学で講演を行ったあと、学生からの質問に答えた。

この中で北方領土をめぐる問題でのロシアの対応を聞かれたラブロフ外相は、「ロシアに何をしろというのか。まずは、日本に対して島々はロシアに主権があることを承認し尊重することを含め、第2次世界大戦の結果を認めるよう望みたい。それがないかぎりは、交渉は進められない」と述べ、平和条約交渉が進展するかは、日本の対応にかかっていると指摘した。

ラブロフ外相は、今月、ドイツのミュンヘンで河野外務大臣と会談を行うとみられ、これを前に、北方領土はロシアに主権があることを認めるべきだという原則的な立場を改めて強調したものです。

ロシアとしては、1956年の日ソ共同宣言に基づいて仮に歯舞群島と色丹島を引き渡すにしても、あくまでも善意による行為だと位置づけており、そのためには日本がロシアの主権を認めることが不可欠だとして、今後の交渉でもこの立場は堅持していくものとみられる。

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