将棋 藤井聡太七段 順位戦で初黒星 連勝は18でストップ

高校生の将棋棋士、藤井聡太七段と師匠の杉本昌隆七段が、「順位戦」での師弟そろっての昇級をかけてそれぞれ対局に臨み、ともに敗れました。藤井七段の順位戦でのデビューからの連勝は最多タイの「18」で止まり、2人の昇級の行方は来月の最終局に持ち越された。

藤井聡太七段(16)と師匠の杉本昌隆七段(50)は、名人を頂点とする棋士のランクを決める「順位戦」で今年度は下から2番目の「C級1組」に在籍し、ともにこれまで8勝0敗と全勝を維持してきた。

2人は5日、大阪の関西将棋会館でそれぞれ対局に臨み、いずれも深夜に及ぶ戦いとなりましたが、杉本七段は午後11時12分、船江恒平六段(31)に89手までで敗れた。

また、藤井七段は近藤誠也五段(22)と対局し、終盤、攻め込んだものの、的確な受けでしのいだ近藤五段の猛攻を受け、午後11時37分、136手までで投了した。

藤井七段が「順位戦」の対局で敗れたのは初めてで、順位戦でのデビューからの連勝は最多タイの「18」で止まり、52年ぶりとなる記録の更新はなりませんでした。

5日の対局の結果、順位戦の「C級1組」は、藤井七段と杉本七段、それに2人に勝った近藤五段と船江六段の合わせて4人が8勝1敗で並びました。

39人の棋士のうち1つ上の「B級2組」に進むことができるのは2人だけで、誰が昇級するかは来月の最終局に持ち越された。

藤井七段「最後の一戦に全力を尽くす」

敗れた藤井七段は、「前例のある展開で変化の少ないなか、手を選べなかったところがあった。最後は乱れてしまって残念でした」と2回の休憩を挟んで13時間余りに及んだ熱戦を振り返った。

デビューからの順位戦で初めて敗れ、連勝記録が「18」でストップしたことについては、「連勝はいつかは止まると思っていたので気にしていませんでしたが、昇級を目指すうえでは痛い敗戦です」と悔しさをにじませた。

さらに師匠の杉本七段も敗れたことで、この日の同時昇級がなくなったことについては、「結果として師弟で昇級できればもちろんよかったのですが、対局では一切意識しないようにしていました」と答えていた。

次の最終局に勝っても昇級できるかどうかはほかの棋士の結果しだいとなったことについては、「昇級は他力という形になりましたが、最後の一戦に全力を尽くしたいと思います」と話していた。

杉本七段「最終局には切り替えて臨む」

敗れた杉本七段は、対局のあと「自信はなかったですね。終始悪かったような気がします。師弟同時の昇級であればよかったですが、この対局は残念でした。最終局には切り替えて臨みたいです」と話していた。

勝った船江恒平六段は次の対局について「勝たないと始まらないので全力を尽くします」と話していた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする