サンダース氏は、ニューハンプシャー州の予備選挙で複数のメディアが勝利を伝えたことを受けて、支持者の前で演説し、「ニューハンプシャー州での偉大な勝利に感謝している。この勝利はトランプ大統領の終わりの始まりだ」と述べ、みずからの勝利を宣言した。

ブティジェッジ候補「この勢いを次に」

ニューハンプシャー州の予備選挙で、首位のサンダース氏と接戦を繰り広げたブティジェッジ氏は、およそ1200人の支持者を前に演説し、「サンダース氏は私が高校生だった頃から尊敬していて、今夜は彼の健闘をたたえたい」と述べた。

また、初戦のアイオワ州の党員集会でトップに立ったのに続いて、ニューハンプシャー州でもトップ争いをして存在感をみせたことについて、「この勢いを次のネバダ州とサウスカロライナ州に持って行く。さらに新しい支持者を集めていく」と述べ、序盤戦に人と資金をつぎ込み、勢いをつける戦略が功を奏していることに自信をのぞかせました。

集会に訪れた支持者の60代の男性は「彼は頭がよく、新しい変化を持っています。目をつぶって話を聞くとオバマ前大統領のようにも聞こえてきます。彼が候補者になれば必ず大統領選挙に勝ってくれる」と話し、期待を寄せていた。

クロブシャー候補「トランプ大統領に勝利する」

集計の途中段階で3位に躍進しているクロブシャー氏は、支持者を前に演説し、「まだ集計は終わっていないが、私たちは、前評判を覆した。私たちは、偉大なアメリカ国民と同じく、粘り強く力強いのだ」と述べた。

そのうえで、「私たちは、人々を締め出すことによってではなく、1つにまとめることによってトランプ大統領に勝利する。候補者に指名されるのが楽しみだ」と述べ、ニューハンプシャー州での結果をはずみにして、指名獲得を目指す意気込みを示した。

ウォーレン候補「何か月も続く長い戦いに」

ウォーレン氏は予備選挙の投票が締め切られたあとの11日、支持者を前に演説し、「結果はまだ出ていないが、今夜はサンダース氏とブティジェッジ氏が強かった」と述べ、ニューハンプシャー州での敗北を認めた。

それでも、「これは何か月も続く戦いになるかもしれない。獲得できる代議員はまだ全体の98%も残っている。戦い続ける勇気があれば、私たちは勝てる」と、指名獲得に向けてあきらめない姿勢を示した。

そのうえで、「トランプ大統領に勝てるのは、民主党を1つにまとめ、ワシントンでの腐敗に向き合う覚悟がある候補者だ。今回、指名を争っている中で大富豪でもなく、資金力のある団体の支援も受けていないのはクロブシャー氏と私だけだ」として、自分こそがトランプ大統領に勝てる候補者だと強調した。

バイデン候補「黒人有権者の支持を」

ニューハンプシャー州でも支持が伸び悩んだバイデン前副大統領は11日、予備選挙の開票を待たずに南部サウスカロライナ州コロンビアに移動し、支持者を前に演説した。

この中でバイデン氏は、「黒人有権者の支持なくして民主党の指名候補になることはできない。多くの候補者は、黒人有権者の支持を当たり前だと思っているが、私はそんなことを考えたことはない」と述べ、州内に多い黒人有権者に対して支持を訴えた。

そのうえで、「国を癒やすということがトランプ時代に生きる私たちが持つべき勇気であり、信念だ。そのために私は人生をかけて戦う」と述べ、11月の本選挙でトランプ大統領に勝てるのは自分だとアピールした。

黒人有権者のあいだで人気が高いとされるバイデン氏としては、今月29日に予備選挙が行われるサウスカロライナ州に一足早く入り、白人が多いアイオワ州や、ニューハンプシャー州での劣勢の巻き返しをはかろうというねらいがあると見られる。