新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、政府は治療薬として期待されている「アビガン」や、人工呼吸器などの増産を急ぐ必要があるとして、メーカーが増産する際の費用を全額補助する方針を固めた。

アビガンは、新型コロナウイルスの治療薬として期待されている薬の1つで、国の承認を受けるため臨床試験が始まっている。

また、治療に必要な人工呼吸器は、これまでに政府が全国で8000台程度を確保したが、重症の患者が増えた場合には不足することも懸念されている。

このため政府は、アビガンと人工呼吸器、それに「ECMO」と呼ばれる人工心肺装置について、増産を急ぐ必要があるとして、メーカーが政府の要請を受け、増産に向けた設備投資を行った場合には、全額を補助する方針を固めた。

関係者によりますと、事業規模は80億円余りで、来週前半にも、政府がとりまとめる緊急経済対策に盛り込まれる見通しです。

特に輸入が多くを占めている人工呼吸器を増産するには、部品の調達などで産業界の協力が必要なことから、政府は近く、経団連など主な経済団体に協力を呼びかけることにしている。