東京都の小池知事は、6日午後9時半から都庁で記者会見を開き、国が緊急事態宣言を行った場合の都の措置などについて説明しました。会見での主な発言です。

残念ながら都内の感染者数は高水準で推移

「都民の皆様には、この土曜日曜も外出自粛にご協力いただき、たいへん感謝申し上げます。しかし、残念ながら都内の感染者数はおとといの土曜日は117名、そして日曜日は143名ときょうは83名と高水準で推移している。こうした事態を受け、国は東京都等を対象として緊急事態宣言について東京などを対象に1か月程度とする方針を表明された」

緊急事態措置の案を事前に公表する

「国が緊急事態宣言を行った場合、都は緊急事態措置を行う必要がある。このため、都民や事業者が適切に準備を行えるよう、都が実施を予定している緊急事態措置の案を事前に公表する」

外出自粛の要請 イベント制限の要請行う

国が緊急事態宣言を行った場合の都の措置について
「都民の皆様に対しての外出の自粛を要請、そして、事業者の皆様に対しては施設の使用、イベントの制限などの要請を行う」
「今後実施する措置は、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策の強化が重要で、都民の皆様の生命や健康を守る、そして生活と経済に及ぼす影響が最小となるように都民や事業者の皆様にご協力を強くお願いするものである。また、今回の措置を実効性あるものとするために、国とも必要な連携を取っていく」

ロックダウンとは異なる

「海外の諸都市での都市封鎖、いわゆるロックダウンとは異なり、東京都では移動の制限などを強制的に行うものではありません。人と人の接触をできる限り避けるという趣旨をご理解いただき、適切な行動をお願いする」

何より外出しないこと、これに尽きる

国が緊急事態宣言を行った場合について
「何よりまず外出しないこと、これに尽きる。これまでも、都民には『密閉』『密集』『密接』の3つの『密』を避ける行動や週末の外出の自粛、さらに、夜の飲食店での集団感染が多発しているので、夜間の外出自粛などを要請してきた。また、やむを得ず外出する際には、行列を作らず、人と人との間隔を約2メートル確保するように気を付けていただきたい。今回の法に基づく外出の自粛の要請は、皆さまご自身を守るため、家族、大切な人を守るため、そして、私たちが生活するこの社会を守るためであり、この趣旨をぜひとも改めてご理解いただきたい」

買いだめは厳につつしんでいただきたい

「食料品や医薬品などの生活必需品を購入するための外出や通院等は制限しません。このような生活必需品を販売する店舗への休業要請は行いません。この点はご安心いただき、買いだめについては厳につつしんでいただきたい」

性急な帰省などは控えていただきたい

「皆様がご心配されている交通機関の運行については、運休などを要請することはないので、性急な帰省などは控えていただきたい」

できる限り在宅勤務を

「テレワークを活用してできる限り在宅勤務を行うなど、通勤は最小限にとどめていただきたい」

それぞれの施設の特性に応じた対応をお願いする

国が緊急事態宣言を行った場合に都が施設やイベント主催者に要請する内容について
「『基本的に休業を要請する施設』、『施設の種別によって休業を要請する施設』、『社会生活を維持するうえで必要な施設』の3つの類型として、それぞれの施設の特性に応じた対応をお願いする」

『感染拡大防止協力金』構築すべく検討進めている

国が緊急事態宣言を行った場合の都の措置に関連して
「感染拡大防止の要請に休業または営業時間の短縮という形でご協力いただく中小零細企業の事業者や少ない人数の店舗に対しては、『感染拡大防止協力金』のような仕組みを構築すべく、検討を進めている」

『緊急事態措置相談センター』を新設する

国が緊急事態宣言を行った場合の対応として
「都の措置に対する疑問や不安に応えるため、『緊急事態措置相談センター』を新たに設置する」

予測直ちに公表せずは「五輪関係なし」

先月、厚生労働省のクラスター班が示した感染者の予測を、直ちに公表しなかったのはオリンピックが影響していたのではないかという内容の質問に対し「予測の数字が大きく揺れていた。オリンピックは、まったく関係ございません」と述べ、オリンピックの開催にこだわって、公表を遅らせたのではないかという見方を否定した。