ことし1年間の世界の半導体の市場は、2年ぶりに前の年を上回るという予測がまとまりました。新型コロナウイルスの感染拡大で世界的にテレワークが進むことでパソコンやデータセンター向けの需要が伸びるということです。

世界の半導体メーカーでつくる業界団体「WSTS」によりますと、ことし1年間の世界の半導体の販売額は4259億ドル、日本円で46兆円余りと、前の年より3.3%増える見通しです。

新型コロナウイルスの感染拡大で、自動車のハンドル操作に使われる半導体など、自動車向けの半導体が落ち込むと見られる一方、世界的にテレワークが進むことでパソコンやデータセンター向けの需要が伸びるとみられています。販売額が前の年の実績を上回れば、2年ぶりになります。

一方、国内にかぎってみると、ことしの販売額は前の年より4.2%少ない3兆7535億円と、2年連続の減少になると予測されています。自動車向けの需要の落ち込みの影響をより大きく受けるためだということです。

業界団体は「新型コロナウイルスによって半導体市場の先行きは不透明だが、世界的な経済活動の停滞で影響を受ける一方、ライフスタイルの変化で恩恵を受ける分野もある」と話している。