東京都は27日、都内で新たに250人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。
都内で感染が確認されたのは、これで2万人を超えて合わせて2万96人になりました。

東京都は27日、都内で新たに10歳未満から90代までの男女合わせて250人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表した。

都内で1日の感染の確認が200人を超えるのは2日連続です。

年代別では
▽10歳未満が10人、
▽10代が19人、
▽20代が79人、
▽30代が50人、
▽40代が37人、
▽50代が23人、
▽60代が9人、
▽70代が11人、
▽80代が10人、
▽90代が2人です。

また250人のうち、およそ40%に当たる101人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ60%の149人は、これまでのところ感染経路がわかっていないということです。

これで、都内で感染が確認されたのは2万人を超えて、合わせて2万96人になりました。

一方、都の基準で集計した27日の時点の重症の患者は、26日と同じ31人でした。

27日、都内で死亡が確認された人はいませんでした。

都内“高齢者に感染広がっている”

東京都内の新型コロナウイルスの感染状況などを分析・評価する会議が開かれ、新たな感染の確認は減少傾向にあるものの、依然高い水準で、都の全域や重症化のリスクの高い高齢者に感染が広がっているなどとして、感染状況は最も深刻な表現を、医療提供体制は上から2番目の表現を、ぞれぞれ維持した。

東京都は27日、都内の感染状況と医療提供体制を分析・評価する「モニタリング会議」を開きました。このうち感染状況について、東京都医師会の猪口正孝副会長は、新たな感染の確認が、直近7日間の平均で225人で、前の週と比較して減少しているものの、依然高い水準だと分析した。

そして、都の全域や、重症化のリスクの高い高齢者に感染が広がっているなどと指摘したうえで「感染が拡大していると思われる」と評価し、4段階あるレベルのうち最も深刻な表現を7週連続で維持した。

一方、医療提供体制について、猪口副会長は、入院患者数が依然として高い水準で、医療機関への負担が長期化していると指摘した。

さらに、重症患者数は横ばいで、40代以上で増加していて、今後の推移に警戒が必要だなどと指摘したうえで「体制強化が必要であると思われる」と評価し、8週連続で4段階あるレベルのうち上から2番目の表現とした。

感染経路や年代別の特徴は

都のモニタリング会議では、今月24日までの1週間に都内で新たに感染が確認された人の感染経路や年代別の特徴が報告された。

感染経路がわかっている人のうち、
最も多いのが、
▽家庭内の感染で41.1%、
次いで、
▽職場内が17.2%、
▽会食が9.2%、
▽接待を伴う飲食店などが8.9%、
▽施設内が7.1%となっている。

家庭内での感染は、
▽20代から30代の陽性者では31.7%にのぼるほか、
▽40代から60代では50%にのぼりました。
一方、
▽70代以上では施設内の感染が41.4%と最も多くなりました。

今月24日までの1週間は、家庭内での感染が多く報告されただけでなく、友人との会食やカラオケ、それに、バーベキューなどによる感染や、職場内でのクラスターが発生したことも報告された。

都の専門家は、「家族以外との交流では基本的な感染防止対策の徹底が、家族内へ感染を持ち込まないためにも重要だ」と指摘していた。

また、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、デイケア施設、訪問看護、それに、病院など、感染すると重症化するリスクが高い人が入っている施設では、無症状や症状の乏しい職員を発端とした感染がみられているということです。

都の専門家は、「引き続き高齢者施設や医療施設での警戒や検査体制の拡充が必要だ」と指摘していた。

保健所別の人数は

都のモニタリング会議では、今月24日までの1週間に、新たに感染が確認された1553人について、都に届け出があった保健所別の人数が報告された。

最も多いのは、
▽港区で、全体の8.6%にあたる134人でした。
次いで、
▽豊島区が110人、
▽新宿区が107人、
▽大田区が78人、
▽杉並区と江戸川区が76人、
▽中野区が74人となっている。

都によりますと、この期間に23区内の保健所だけで1370人の感染が確認されていますが、これは都内全体の1553人の88%にあたるということです。